蚊の生息調査を仙台市開始 感染症対策へ

仙台市は9日、青葉区の勾当台公園などで蚊の生息状況調査を始めた。10月まで毎月2回調べ、蚊が媒介するデング熱やジカ熱などの感染症対策に生かす。
調査は青葉区2カ所、他の4区は各1カ所の公園で実施。調査員が茂みなど3地点に8分間ずつ立ち、近寄ってくる蚊を捕虫網で採取する。初日は一匹も採取されなかった。
2014年夏に約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認されたことを受け、市は国の指針に基づき昨年初めて調査を実施。結果は市ホームページに掲載する。
市健康安全課は「蚊を増やさないことと刺されないことが大事。公園以外でも蚊の発生場所となる不要な水たまりを作らず、雑草を刈るなど対策を講じてほしい」と呼び掛けた。

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