街も人も笑いで元気 一番町「仙台寄席」大入り

 仙台市の中心商店街で寄席を開き、落語の普及や中心街の活性化を図る「魅知国(みちのく)仙台寄席」が5日、始まった。初日から大入りの盛況となった。
 青葉区一番町の仙台三越定禅寺通り館の地下飲食店スペースに、手製の三色幕を掲げ、高座を設けた。
 桂小南治さんや三遊亭遊之介さんら落語芸術協会の落語家4人が高座に上がった。県出身のお笑いコンビによる漫才などもあった。
 県内外から約60人が詰め掛けた。当初予定した50席は前売り券が完売したため、急きょ座席を増やした。泉区の会社役員女性(61)は「生の寄席は初めて。迫力があって楽しめた。また来たい」と話した。
 仙台寄席は市内のイベント企画会社3社でつくる有限責任事業組合「コムワークプロジェクト」が企画した。共同代表の白津守康さん(48)は「お客が喜ぶ姿を見られて良かった。本物の芸の魅力を伝える種をまけた」と語った。
 毎月の定期興行で、6日も行われる。当日券もあり午後1、4時からの2回。入場料はドリンク付きで2000円。連絡先は022(788)2377。

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