街歩きマップ仙台・若林版 南北線沿線も登場

仙台市地下鉄東西線の沿線の魅力を紹介する若林区製作の街歩きマップ「若林ウオーカー」の特別版「五橋・愛宕橋駅」版が完成した。2015年12月の東西線開業に向けて作った6駅のマップが好評だったため、市民や学生に企画や取材に協力してもらい南北線2駅に拡大した。

五橋・愛宕橋駅版は若林区荒町の商店街を中心に、青葉区五橋や太白区越路などの情報を掲載。菓子店や造り酒屋、神社仏閣など21カ所の名物や沿革、営業時間などを記している。指定避難所も表示した。
現代の街並みに残る城下町の面影を紹介するコラムのほか、東八番丁や畳屋丁など昔ながらの地名や奥州街道の道筋を載せたのも特徴だ。
2月下旬に市荒町市民センターで完成報告会が開かれた。マップ製作のための取材に参加した25人が「東西線連坊駅も近く、気軽に散策できるエリアだ」などと感想を語り合った。東北工大3年の幾世橋哲矢さん(21)は「荒町は面白い店が多い。多くの方が訪れてほしい」と話した。
若林ウオーカーは13~15年度、東西線の宮城野通駅(宮城野区)と連坊、薬師堂、卸町、六丁の目、荒井の各駅(いずれも若林区)版が作られた。新年度は南北線河原町駅版の製作が予定され、若林区の全8駅がそろう見込みだ。
五橋・愛宕橋駅版はA3判四つ折りで1万部発行。五橋、愛宕橋両駅や荒町市民センターなどで無料配布する。連絡先は若林区まちづくり推進課022(282)1111(代表)。

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