街道の現代的役割探る 高畠で来月、仙山カレッジ

 河北新報社は、仙山圏をモデルに県境を超えた広域連携の在り方を考える「仙山カレッジ」の第23回フォーラム「街道の現代的役割」を6月19日、山形県高畠町の町総合交流プラザで開く。
 近年、各地で「街道」を見直す動きが広がっている。多くの人と物が行き交った街道には、いまも往時のにぎわいを伝える宿場町の面影や自然豊かな景観、遺物が残り、地域の歴史や風土を伝えている。
 特に仙山圏では、宿場町として栄えた宮城県七ケ宿町の湯原、高畠町の二井宿、上山市の楢下の3宿が、県境を超えて連携組織をつくり、イベントを共催するなど地域振興につなげる活動を続けている。
 フォーラムでは3宿交流の取り組みを参考にしながら、街道が現代に果たす役割や交流の可能性などを考える。
 パネリストは七ケ宿町長の梅津輝雄氏、羽州街道交流会代表幹事の島津憲一氏、東北芸工大(山形市)の文化財保存修復研究センター准教授の張大石(チャン・テソク)氏。カレッジ座長で宮城大事業構想学部教授の宮原育子氏が進行役を務める。
 午後2~4時。聴講無料だが、申し込みが必要。フォーラム終了後、自由参加の交流会(会費3000円)もある。
 連絡先は河北新報社報道部022(215)9323=平日午前10時~午後5時=。電子メールはyugun@po.kahoku.co.jp

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