熱中症の予防には、1日1.2リットルの水が必要であることは、『WooRis』の「8割の人が足りてない!熱中症対策に必要な“水分量”は1日●リットル」でお伝えしましたが、実践できていますでしょうか?
では、あなたは日頃、どんな水を積極的にチョイスしていますか?
ペットボトル、それとも水道水? どうせ飲むなら、より安心でより味が良い水を選びたいですよね!
そこで今回は、『水を考えるプロジェクト』などの発表を参考に、熱中症予防のためにも知っておきたい、“ペットボトル水と水道水の安全性と味の違い”についてお伝えします。
■女性の多くは妊娠・出産を機に“水”の質を意識する!?
『水を考えるプロジェクト』が実施した調査では、妊娠や出産をきっかけに、食の安全性や質に意識が高まる女性が多い傾向が明らかになっているそう。
多くの女性は、妊娠前と妊娠後では飲用水選びに変化があることも判明したのだとか。
具体的には、妊娠前は“水道水”を飲む人が最も多かったのに対し、妊娠後では“水道水”ではなく“ペットボトル水”を飲用する人が増えるよう。
生まれてくる子どものために、「少しでも良いものを!」と考える女性は少なくありませんが、では本当に水道水よりもペットボトル水のほうが安全で美味しいのでしょうか?
■水道水vsミネラルウォーター、安全性と美味しさの違いは?
水ジャーナリストの橋本淳司さんは、「実は水道水の基準は、ミネラルウォーターより厳密」だと述べ、それぞれに共通する基準値7項目を比較してみると水道水のほうが厳しい点を指摘しています。
一方『WooRis』の「開栓後●日経つと菌が大繁殖!“飲みかけペットボトル”の怖~い真実」では、大腸菌等が混入してしまえば、水道水よりもペットボトル水のほうが繁殖が多くなる真実もご紹介しています。
つまり、保存状態によっては、必ずしもペットボトルのミネラルウオーターは安全ではないということ。
また、「ミネラルを補給することを期待してペットボトル水を飲む人がいますが、国産のミネラルウォーターは大部分が軟水であり、水道水にも同程度のミネラルが含まれています」とも述べています。
東京都水道局が実施した「東京水飲み比べキャンペーン」(平成27年度実施)では、10,516名の参加者のうち6割弱の半分以上もの人が、「水道水はミネラルウォーターと遜色ない」と回答していたという報告もあるんです!
水道水はミネラルウォーターに劣ると思い込んでいた人には、衝撃的な結果なのではないでしょうか。
いかがですか?
ミネラルウォーターと水道水は、その安全性や含まれる成分がたびたび比較されますが、
(1)安全基準については水道水のほうが厳しいのが現実
(2)味においても遜色ないと感じる人は過半数
なのです。「わざわざ買うもののほうが、安心なはず」などと過信せず、その安全基準なども検討しながら選ぶと、より安心できるのではないでしょうか。