衣装ケース、プランター…仙台・今泉リサイクルプラザでプラ粗大ごみ14~17日に受け入れ

仙台市は14~17日、プラスチック製の粗大ごみを若林区の今泉リサイクルプラザで無料回収する。粗大ごみからプラ製品を分別する人手やスペースの確保が難しく、普段は焼却処分せざるを得ないが、期間中の直接持ち込みで再資源化への理解を進めたい考え。

 回収するのは衣装ケースやバケツ、プランター、ベビーバスなど粗大ごみの対象品目で、最長部分が30センチを超えるプラスチック素材100%の製品。家庭からの廃棄に限る。金属などプラ以外が含まれている場合は対象外。期間中に回収した製品は運搬用荷台パレットの原料にするほか、民間団体や大学でリサイクルの可能性を広げる調査研究に活用する。

 市は2023年4月、それまで焼却していたハンガーなどの製品プラと、資源ごみのプラ製容器包装を一括回収する取り組みを始めた。23年度の再利用可能な資源量は1万3469トンとなり、前年度を9・3%上回った。

 市資源循環企画課の担当者は「プラスチックの全量リサイクルを進めるため、市民に資源になるという意識を持ってもらうきっかけにしたい」と話す。

 今泉リサイクルプラザの駐車場で各日午前9時半~午後3時半に受け付ける。天候などで変更・中止となる場合がある。申し込みは不要だが、持ち込む日や数量を把握するため、事前アンケートへの協力を呼びかけている。

 問い合わせは市資源循環企画課022(214)8230。

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