被災の温泉に300万円 亘理町にアサヒHD寄贈

 アサヒグループホールディングス(東京)は4日、東日本大震災の津波で被災した宮城県亘理町の町営温泉施設「わたり温泉鳥の海」の復旧費として300万円を寄贈した。
 被災施設を修繕し日帰り入浴を再開したことを祝う式典が同日あり、アサヒビール仙台支社の大西恒市支社長が斎藤貞町長に目録を手渡した。町は、温泉の運営費に充てるという。
 斎藤町長は「支援に報いるため、泉質と眺望が自慢の『湯あみ日本一』を目指して復興につなげたい」と感謝した。
 同社は震災後、被災3県の沿岸自治体に復興支援として寄付金の贈呈を続けている。ことしは自治体やイベントなどに計9000万円を贈る予定で、宮城県内では同町をスタートに10市町に300万円ずつ渡すという。
 大西支社長は「復興の核となる事業や施設を中心に助成を行いたい」と話した。

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