被災企業を後押し 商店街に物販スペースがオープン 仙台

仙台市が東北の起業家育成や被災企業支援のために企画した物販スペース「チャレンジショップ」が1日、青葉区のクリスロード商店街の情報発信拠点「東北ろっけんパーク」2階にオープンした。
 手作りのアクセサリーや衣料品、菓子などを扱う仙台市と多賀城市の5人、1団体が出店。新規開業のほか、震災後に落ち込んだ売り上げ回復を目指す店、客の反応を直接確かめたいインターネットショップもある。
 宮城野区で手作り雑貨やガラスアート作品の販売店を経営する高橋良育さん(41)は震災後、売り上げが3分の2に減り、再起を懸けて出店。「中心部への出店で知名度向上はもちろん、宣伝など売り込み方法も学びたい」と話した。
 6店の出店期間は2~8カ月。空きが出れば、その都度、出店者を募集する。9月15日からはショップ内に棚を貸し出して商品を展示、販売するスペースも設ける。ろっけんパークは5月、東北の観光振興や商店街活性化のため市が開設。1階で観光案内や被災地の商品販売をしている。

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