被災地で「屋台村」がオープン=飲食、土産店19店―宮城・気仙沼

 東日本大震災で被害を受けた宮城県気仙沼市で12日、飲食店や土産店が軒を連ねるプレハブ造りの仮設店舗「復興屋台村気仙沼横丁」がオープンした。
 屋台村は津波で浸水した気仙沼港の近くに設けられた。12日は出店予定の22店のうち19店が午前11時半すぎに開店。震災前に栄えたにぎわいを少しでも取り戻し、「商店街」の復活を目指す。
 屋台村の岩手佳代子実行委員長(31)は「支援してくださった皆さまへの感謝でいっぱい。胃袋から気仙沼を元気にしたい」とあいさつ。旅行代理店と連携し、観光客を呼び込むツアーも企画している。
 出店したすし店店長の佐藤恵二郎さん(49)は、全壊した前の店舗で愛用していたのれんを店に掲げた。「気仙沼を離れようかと思った時もあり、何度も心が折れそうになったが、何とかここで再開する道を探した」と話した。 

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