被災地の現状を活写 河北写真展 入賞・入選100点決定

第28回河北写真展(河北新報社主催)の作品審査が11日、仙台市青葉区の河北新報社であり、最高賞の河北賞など入賞と入選の計100点が決まった。11月20日の河北新報朝刊で発表する。
 東北で撮影された「祭り」「風景」「食」と、前回から設けられた「東日本大震災からの復興」をテーマとする4部門に、写真愛好家ら497人が計2258点の作品を寄せた。写真家の小松ひとみ氏と福島県立博物館長の赤坂憲雄氏が審査した。
 小松氏は「全体的にレベルが向上する中で、自分の思いを写真に乗せて届けてくれた人が上位に入った」と講評。赤坂氏は「震災後の世相を反映し、被災地の現在を伝える社会派的な作品が目についた」と語った。
 河北写真展は11月20~24日、青葉区の東北電力グリーンプラザで開かれる。

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