被災地を肌で学ぶ 全国の児童生徒、教育旅行で沿岸部訪問

東日本大震災の被災地で命の大切さや防災・減災のあり方を学ぼうと、多くの児童生徒が教育旅行で岩手、宮城両県を訪れている。
 2012年度に教育旅行で岩手の沿岸部を訪れたのは85校4352人(県観光課調べ)、宮城が66校・団体4644人(みやぎ観光復興支援センター調べ)。本年度に入り「大幅に問い合わせが増えている」(同センター)という。
 東北観光推進機構の長谷川博樹国内事業部長は「がれき処理が順調に進み、学校側も貴重な体験学習の場として選びやすくなったのだろう」と分析。全国からの青少年の訪問は震災の風化を防ぐ「芽」になりそうだ。

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