裏地に美少女キャラ!? 「痛スーツ」お目見え、反響大きく

 好きなキャラクターといつも一緒-。
 大丸梅田店(大阪市北区)で開催されている紳士服の催事に、美少女キャラをプリントした「痛(いた)スーツ」がお目見えした。大阪・船場の紳士服店主らが集まって立ち上げたプロジェクトから誕生した商品で、店頭での評判は上々という。
 痛い(イタイ)という言葉は、痛々しい、場違い、などの意味で使われ、美少女キャラをあしらった車は「痛車(イタシャ)」、ギターなら「痛ギター」となる。アニメファンらは、所有することで自虐的に趣味をアピールし楽しむという。
 痛スーツは「痛スーツProject」が企画、開発した。特殊な加工で裏地に美少女キャラをプリント。ジャケットはオーダーメードで約7万円から。1万~2万円追加すればスラックスも作れる。
 5月に販売を始め、7月にはパリで開催された「Japan Expo」に出展。同プロジェクトの吉田竜一代表によると「(特定のキャラクターに入れ込む)『萌(も)え』が浸透する中、痛スーツは競合がなかった」ため反響は大きかったという。
 催事は大丸梅田店とJR大阪三越伊勢丹(大阪市北区)との共催だが、痛スーツは大丸のみで販売。担当者は「最近はこだわりの商品も展開する中で、痛スーツに着目した」という。催事は29日まで。

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