製薬4社、今季2300万人分のインフル治療薬を供給

 インフルエンザ治療薬を販売する製薬4社の今季向けの供給計画が19日出そろい、本格的な流行期を前に、治療薬が計約2300万人分準備されていることが明らかになった。
 第一三共は19日、自社で研究開発段階から手掛けた、初の純国産のインフル治療薬「イナビル」の販売を開始した。来年春までの今季向けに約400万人分を用意。塩野義製薬は1月、海外の製薬会社が開発した「ラピアクタ」を発売した。
 このため、今季国内のインフル治療薬は、以前から販売されていた中外製薬の「タミフル」、グラクソ・スミスクラインの「リレンザ」とあわせて計4剤から選べる。タミフルは約1240万人分、リレンザは約600万人分、ラピアクタは約65万人分準備されている。

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