仙台市若林区の河原町商店街通りに4日、スーパーや病院、多目的スペースなどで構成される複合施設「みなてらす河原町」が開業した。地域の新たなランドマークがお披露目され、集まった住民らが門出を祝った。
施設は鉄骨3階建てで、延べ床面積は計2091平方メートル。1階は地元スーパー「ワコー」が営業する。2、3階にはクリニックや調剤薬局などが入る予定。2階の一部にはキッチンスタジオを併設する屋外テラスを設けた。
セレモニーで河原町商店街振興組合の高橋理一郎理事長(66)は「さまざまな可能性を持つ施設を有効活用したい」とあいさつ。事業を手がけた南仙台振興ビルの高橋良秀社長(68)は「新たなにぎわい創出の起点になる」と期待した。
記念イベントには仙台市出身のゲストが登場。スパイス料理研究家兼タレントの印度カリー子さんがトークイベント後に特製チキンカレーを振る舞い、2人組アートユニット「uwabami」はライブペイントで会場を沸かせた。