【1】「要領がよくて、とてもいいね!」
「要領がいい」=「手を抜いている」と思われてしまうことも。「短時間でこれだけの量がこなせるなんて…!」と感心するなど、言葉を選びましょう。
【2】「○○さんって、真面目だよね」
言い方に悪いと「効率が悪いってこと?」とイラだたせているかもしれません。冗談っぽく言うのではなく、相手の目を見て真剣に言うようにしましょう。
【3】「化粧が上手でキレイだね」
「素顔はブサイク」と言っているのも同然でしょう。化粧を褒めるなら、「メイク変えた? 雰囲気が可愛くなったね」くらいのほうが喜んでもらえるかもしれません。
【4】「いつも可愛いから、仕事もがんばって」
「見た目だけで、能力はないってこと?」と怒らせてしまうかもしれません。業務をがんばってほしいからといって、無理に容姿を褒めるのはやめましょう。
【5】「お弁当、美味しそうだね。いい奥さんになれるよ」
心から称賛したつもりでも、寿退社を促していると思われる危険があります。「結婚したら…」という文言はご法度と心得ましょう。
【6】「こんな言葉も知っているなんて、すごいね」
知らないという前提で話している時点で、「上から目線でバカにしている」と思われるかもしれません。
【7】「隣の部署のAくんと同じらい資料作りがうまいね」
誰かと比べられても、いい気ましません。「○○さんは報告がわかりやすいから助かるよ」などと、相手の良い点を具体化してあげましょう。
【8】「女性なのに、よくこんな大きな案件を受注したね」
「よくやった」と強調したつもりでも、性別を持ちだした途端、嫌がられてしまうかもしれません。
【9】「顔も性格も素晴らしいうえに、仕事もデキるんだね」
盛りすぎると、逆にイヤミになっています。余計なことは言わず、「仕事がデキるね」とシンプルに伝えるほうがよいでしょう。
より大げさに褒めようとしたばかりに、裏目に出たり、いらぬ一言が加わってしまうケースもあるようです。相手の良い点をストレートに褒めるとよいでしょう。(山田うみ)