西公園にワクワク増やそう 官民で活用策探る

仙台の都心にありながら四季折々の自然を楽しめる西公園(仙台市青葉区)の活用方法を考えるシンポジウムが31日、青葉区の県民会館会議室である。西公園 でワークショップやイベントを開く市民有志「西公園を遊ぼうプロジェクト」の主催。「どんな公園になったら楽しいか、一緒に考えよう」と呼び掛けている。
プロジェクトは2014年7月に始まった。約30人のメンバーが月1回、ハンモックに揺られながら夕日を眺める会、水遊び、かくれんぼ、樹木の枝切りなどを行っている。
シンポジウムのテーマは「10万8000平方メートルに描く楽しみのカタチ」。広大な西公園をフルに使った遊び方や活用方法を、プロジェクトメンバーや市 公園課職員らがパネル討論で提案する。都市デザインワークス(青葉区)の代表理事榊原進さん(41)による講演もある。
1928年に西公園を主会場に開かれた東北産業博覧会のパネル写真や子どもたちが描いた絵なども展示する。
プロジェクト事務局は西公園の向かいにある創造表現アトリエ「ハート&アート空間ビーアイ」。スタッフの清水千佳さん(48)は「活動の参加者から『広瀬 川がもっと見えるようにして』『カフェがほしい』といった要望が出ている。行政と市民の協働で活用法を考えていきたい」と話す。
プロジェクトとビーアイの両代表関口怜子さん(69)は「開園から140年の歴史がある西公園は仙台の顔。楽しみ方をもっと提案したい」と意気込む。
開会は午後1時半。聴講無料だが、事前申し込みが必要。連絡先は022(262)2969。

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