西友が298円の大盛り弁当を販売へ 若い男性客狙う

 西友は21日、298円の弁当シリーズで、新たに総重量500グラム超の大盛りサイズ「デカうま298円弁当」をラインアップに加えて23日から発売すると発表した。おかずのボリュームを大幅に増やしながらも、原料調達や生産の効率化で価格の据え置きを実現。20~30代の男性をターゲットに顧客層を拡大し、同弁当シリーズの年間売上高で前年比5割増を目指す。
 新発売するのは、従来サイズの2倍の150グラムのハンバーグを使用した「特盛ハンバーグ弁当」と、唐揚げを6個盛り込んだ「特盛とり唐揚弁当」。ご飯の量も従来の170グラムから大盛り規格の250グラムに増量した。また、丼メニューとして、厚切りの豚バラ肉を240グラムのご飯に載せた「厚切豚バラ丼」も28日から販売する。
 同社の購買層の約65%が女性で男性の顧客は約35%少ない。特に20~30代の男性はわずか4%のため、「若い男性に人気の定番メニューを大盛りかつ低価格で提供することで、新規顧客を取り込む」(中村真紀食品事業担当シニア・バイス・プレジデント)としている。

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