きょう26日(水)午前、九州北部、四国、中国、近畿で梅雨入りしたと見られると、各気象台が発表した。平年に比べて九州北部や四国は3週間遅く、中国、近畿は19日遅かった。各地方とも、統計がある1951年以降で最も遅い梅雨入りとなる。
梅雨前線や湿った空気の影響で、きょうは九州を中心に雨の強まっている所があり、雨の範囲は次第に中国地方や近畿にも広がる見込み。あす27日(木)は前線の活動が活発になるだけでなく、熱帯低気圧から変わる台風の接近に伴い、西日本の太平洋側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。これまでの少雨傾向から一転、梅雨入り後早々に大雨となる地域もあるため、今後の気象情報に十分な注意が必要だ。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。
■参考:これまで最も遅い梅雨入り
近畿 6月25日(1958年)
中国 6月24日(1968年)
四国 6月21日(1967年)
九州北部 6月22日(1967年)