日本では7000万人以上いると言われる老眼は、「目の老化現象」であり、病気ではないため一度なると治らないと思われている。だが、簡単な方法で改善は可能である。
例えば、ステンレス製のスプーンを使って眼球をマッサージする方法や、100円ショップでも売っている「+2度老眼鏡」で1日5分、100メート ル先を見るトレーニング。その他、対向車のナンバーを読み取ったり、片目でペンのキャップを挿したりして動体視力を鍛える方法など様々ある。
こうしたトレーニングと合わせることで、さらなる視力回復効果が期待できるのが食事療法である。飲むだけで視力が0.1から0.8に回復した人がいるという回生眼科院長の山口康三氏が紹介する“魔法のスープ”のレシピがこれだ。
鍋に煮干し(イワシ)粉末、あご(トビウオ)粉末、昆布の粉末を入れ、水を加える。弱火で30分煮出した後、茶漉しで漉したスープに、お好みで塩やお酢を加えるだけ。
「魚介の出汁がふんだんに入ったこのスープには、血流改善に必須のミネラルが豊富に含まれています。血流が良くなれば、自律神経が正常化され毛様体筋もピント調整機能を取り戻す。まさに『視力向上スープ』なのです。
このスープを日常の食事に取り入れることで、目が必要としているミネラルを補給できます。2~3か月飲み続けると、大半の患者に視力回復効果が表われ始めます」(山口氏)
※週刊ポスト2016年4月29日号