観光活性化へ民間活力 東北6知事、仙台でシンポ

 東日本大震災から丸3年を前に、東北6県の知事が官民連携の観光振興を話し合うシンポジウムが2日、仙台市青葉区のホテルであった。
 観光庁などの主催で、東北6県の旅行業や自治体の関係者ら約510人が来場。「東北の観光の未来と可能性」をテーマに、各県知事と土井亨国土交通政務官(衆院宮城1区)が意見交換した。
 村井嘉浩宮城県知事は風評被害による海外からの観光客の減少を課題として挙げ「今後進める仙台空港の民営化など、民間の力やアイデアを生かして観光客を呼び込みたい」と述べた。
 山形県の吉村美栄子知事は「東南アジアなど気候が温暖な地域に対しては、東北の雪や寒さを観光資源として売り込んではどうか」と提案した。
 土井政務官は「海外に向けた東北の観光地の情報発信がまだまだ足りない。各国の在外公館を活用するなど積極的なPRが必要だ」と話した。

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