誤報の記者を出勤停止=時事通信

時事通信社は27日、十分な裏付け取材をしないまま「金子兜太さんが死去」と誤報した編集局文化特信部の記者(58)を、出勤停止14日とする懲戒処分を決めた。

また、境克彦編集局長ら2人を減俸1カ月とした。

渡辺祐司編集担当取締役は報酬の一部を返上する。

記者は19日、金子氏に近い情報提供者からの情報を基に速報と一報を出稿したが、近親者への確認取材を怠った。近親者の指摘で誤報が発覚した。金子氏は20日に死去した。

同社の上崎正則総務局長は「社員教育を徹底し、再発防止に努めます」とコメントした。

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