調査「FB止めた方が幸せ」納得の声

Facebookで知人の「リア充っぷり」を見て、滅入ってしまう――そんな心境はネット上ではよく吐露されるもの。このたびある調査で、「Facebook断ち」をした方が使い続けるよりも「幸せ」を感じられる傾向にあることが判明し、納得の声があがっている。

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この調査を行ったのは、デンマークの「幸福研究協会」。調査では、Facebookユーザー1095人を対象とし、これを2つのグループに分割。1つのグループはFacebookを使い続けてもらい、もう1つのグループは使用をやめてもらった。

そ して1週間後、「幸福度」について尋ねたところ、Facebookを使い続けたグループで「現在の自分は幸せだ」と回答したのは81%だったのに対し、 Facebook断ちをしたグループは88%。そのほか、「人生が楽しい」と回答したのも使用継続グループでは75%、Facebook断ちをしたグルー プで84%(以下の数字は、使用継続グループ/Facebook断ちグループ)。人生に熱くなれるのは49%/61%と、Facebook断ちをしたグ ループは人生に対して前向きな気持ちをもつ傾向にあることが判明した。

また「悲しい気持ち」を持った割合は、34%/22%。「不安」は 54%/41%、「孤独感」は25%/16%、「憂鬱」は33%/22%、「怒りっぽい」は20%/12%と、Facebookを使い続けたグループは、 Facebook断ちをしたグループよりネガティブな気持ちをもつ割合が多かった。

さらに、Facebookを利用している55%以上の 人がストレスを感じていて、39%の人たちが“友人たちよりも自分は不幸せだ”と感じていることなどもわかったという。同協会では、「私たちは本当に必要 なものではなく、他人が持っているものに注意を向ける不幸な傾向がある」と指摘している。

ここ最近、「SNS疲れ」というワードもネット上で見られていたことから、「Facebook断ち」の効果が示されたことに興味を持つ人が多数。Twitterには、

「他人と触れ合うことで得られる満足感はおそらく何処かで頭打ちになるんだ。それ以上の交友は負担にしかならぬ。何事も程々ってこと」
「たしかにFBにはいいとこしか載せない、もしくは過大にみせたりするからね。見る人はストレスになる。自分がうまくいってない時は特に。最近は連絡手段としてしか使ってないなあ」
「あれは自分がいかに生活が充実してるかを競い合うツールだと思うからFacebookやればやるほど人より劣ってると思わされて庶民は劣等感を溜め込むだけな気がする」

など、調査結果に納得する声が投稿されている。

ちなみに「Facebookをやめたい」と思っているユーザーは少なくないようで、

「ってかFBやめたい
メッセンジャーなかったらとっくにやめとう」
「やめたいけど仕事の連絡がfbのメッセージやグループで来ちゃうからやめられないのよ( ;´Д`)」
「いいかげんFacebookやめたいんだけど どの仕事もFBでがんじがらめにされてるのでもうどーにもならん・・・まさにFB社の思うつぼ」

などという声も散見される。今回の調査対象はデンマーク人だったが、日本でも継続使用にストレスを感じている人は多そうだ。
(花賀太)

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