謎の黒い粉じんが相模湾沿岸で飛散、5市8町で通報相次ぐ/神奈川

県は15日、三浦半島から県西部にかけた相模湾沿岸部の広範囲で、黒い粉じんが飛散していたことを確認したと発表した。健康被害の報告は受けていないが、県が原因を調べている。
 県大気水質課によると、同日午前9時ごろ、鎌倉市の住民が「車の屋根に黒い粉が積もっている」と同市に連絡。以降約4時間半にわたり、横須賀市や山北町など5市8町に同様の通報が相次いだという。
 飛散物質を県環境科学センターが分析したところ、ケイ素が主成分で鉄やアルミを含んでいる100マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)ほどの粒子と判明。横浜気象台など関係機関への確認では黄砂や火山噴火、工場事故などの報告はなく、同課は「現時点では特定できない」としている。
 通報が寄せられた市町は次の通り。
 鎌倉・逗子・藤沢・茅ケ崎・平塚市、葉山・寒川・大磯・二宮・中井・大井・開成・山北町

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