講談社など出版20社、デジタル化で共同出資会社設立へ

講談社や小学館、集英社、インプレスホールディングスなど出版社20社は15日、出版物のデジタル化の支援などを行う共同出資の新会社「出版デジタル機構(仮称)」を設立すると発表した。参加各社がデジタル化のノウハウを共有できる場を設けることで各社の負担を減らし、電子出版ビジネスの国内市場拡大と国際競争力向上につなげる狙いがある。
 すべての出版物のデジタル化を目指すほか、来春の会社設立に向け、ほかの出版社にも参加を呼びかけていく。
 新会社は、参加各社の希望に応じて出版物のデジタル化を代行するほか、すべての電子データの保管業務を行う方針。電子書店向けの配信業務を支援し、データを利用する図書館への窓口機能も担う。電子出版物の全文検索ができるようにする計画もあるという。

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