警視庁に届いた現金の落とし物、過去最多40億円…最高額は「箱に入った3400万円」

警視庁に昨年、落とし物として届けられた現金は約39億9700万円に上り、統計が残る1940年以降、最多だったことが警視庁のまとめでわかった。

 警視庁によると、前年より約6億円増えた。1件当たりの最高額は約3400万円で、箱に入った状態で見つかったものだという。

 拾得物は約371万点で、前年(約302万点)から約2割増えた。内訳は運転免許証や保険証といった「証明書類」が最多の約73万点で、交通系ICカードなどの「有価証券類」が約39万点と続いた。

 このうち、持ち主が見つからなかった現金と、物品を売却した計約7億2700万円が都の歳入となった。

 落とし物が増えた理由について、警視庁は新型コロナウイルス対策の外出自粛などが緩和されて人出が増加したことも一因とみており、「花見シーズンを迎えて外出する機会が増えるが、落とし物には気をつけてほしい」と呼びかけている。

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