豊かさは「家族」?「お金」?

 インターネット専業証券会社のインヴァスト証券が25日発表した「豊かさとお金に関する意識調査」によると、現在の生活について「とても豊かに暮らしている」と「まあ豊かに暮らしている」が合わせて全体の50・8%と半数を超えた。一方で「まったく豊かに暮らしていない」が10・2%など、豊かに暮らしていないと回答した人も49・2%となり、二極分化している状況が浮き彫りとなった。
 世代や男女間で見ると、「豊かに暮らしている」と回答したのは30代女性が7割、60代男性が62%と高い一方、30代男性は34%、60代女性は42%と低めで、世代によっては男女間で大きな差が出た。
 「豊かさを考える際に思い浮かべたもの」については、全体のトップは「家族」で27%。以下「お金」(22・6%)、「時間」(10・6%)、「健康」(10・4%)、「趣味・教養」(7・2%)が続いた。
 30代に限ると、女性は半数が「家族」と回答し、「お金」はわずか6%。これに対し、男性は「お金」が40%で最も多く、「家族」は18%にとどまり、男女間で大きく異なる結果となった。
 「生活を豊かにするために足りないと感じているもの」については、男女とも「お金」が4割超でトップだった。世代別では20~40代は「お金」が最多だったが、50、60代は「健康」がそれぞれ38%、41%で最も高かった。
 調査は今月3~5日に、インターネットで全国の20~60代男女計500人(各世代100人)に実施した。

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