豊田通商と2社、自動車向け音楽配信に進出

総合商社の豊田通商は11日、半導体・ソフト開発子会社の豊通エレクトロニクス(名古屋市西区)、音楽著作権管理サービスのイーライセンス(東京都港区)と共同で、自動車向け音楽配信事業に参入すると発表した。3社共同で運営会社の「ETスクウェア」を1日に設立ずみで、19日から自動車向け音楽ストリーミング配信サービス「ミュージックシェフ」を開始する。
 新サービスは、スマートフォン(高機能携帯電話)と、19日から販売を始める専用タブレット端末「レリビィ」向けに提供する。
 楽曲は50万曲をそろえ、「シェフ」「特集・ジャンル」などと分類。このなかから好きな項目を選択すると、季節や場所、走行状況などの状況に合った音楽が配信される仕組み。利用料金は350円~1000円。
 新会社の資本金は4000万円で、豊田通商が51%、豊通エレクトロニクスが35%、イーライセンスが14%出資する。
 会見した豊田通商の加留部淳社長は、「若者を中心に車離れが進むなかで、新サービスでドライブをしたいと思わせるようにしたい」と強調した。

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