宮城県と貞山運河再生復興幹部会議「桜植樹部会」による桜の植樹会が19日、多賀城市笠神の貞山公園であり、地域住民や植樹ボランティアなど約100人が参加した。
参加者は、植樹ボランティアの手ほどきを受けながら、企業からの寄付などで購入したヤマザクラやオオシマザクラ計42本を丁寧に植えた。多賀城東小3年吉田優亜さん(9)は「満開の桜は大好き。早く大きくなって花を咲かせてほしい」と語った。
植樹は県が沿岸地域復興のため策定した「貞山運河再生・復興ビジョン」の一環。桜を震災からの復興の象徴とするとともに、津波防災意識づくりや震災体験の継承を目的にしている。