販促キャラ「わら納豆男」、“キモかわ”で話題 ツイッターも活用

■新規客開拓に成功 食品量販の業務スーパー
 水戸名物、わらづと納豆をモチーフにしたキャラクター「わら納豆男」が県内のスーパーに登場し、「キモかわいい」と話題になっている。新たな“茨城キャラ”を生み出したのは、業務用食品の量販店「業務スーパー」を県内で経営する「カワサキ」(水戸市、川崎勇社長)。インターネットの交流サイト「ツイッター」を活用したPR策の一環だ。(城野崇)
 「とにかく面白い企画で注目を集めたい」。そう話すのは同社の小池聖樹(まさき)経営企画部長。ツイッターなどで話題を作り、新規顧客を開拓する狙いがある。「大企業のように広告費はかけられない。わら納豆男を通じて業務スーパーを知ってもらいたい」という。
 農家から譲ってもらったわらとパーティーグッズを加工して作った着ぐるみを使い、商品管理を担当する30代の男性社員が扮(ふん)する。8月末に県内店舗でイベントを開くと親子連れに囲まれ大盛況。ブログなどにも取り上げられた。
 外食不況のなか、いかに個人客利用を伸ばすかが課題となっており、店名から「一般の利用はできないと思われがち」(小池部長)だった。4月から店舗ごとにツイッターで特売情報を発信、現在では同社関連IDで計約8千人の購読者がいる。小池部長は「売り上げは前期比2ケタの伸び。ツイッターが一つの要因になったのは間違いない」と反響の大きさを実感する。
 わら納豆男の活動は同社ツイッター(http://twitter.com/kawasakigs)で告知。スーパーのマスコットとして出発したが、目標は大きく、小池部長は「茨城を代表するキャラクターに」と意気込む。

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