貯蓄平均1798万と2年連続増、ただし負債も

総務省が19日発表した2014年の家計調査(速報)によると、1世帯(2人以上)あたりの貯蓄の平均残高は、前年比3・4%増の1798万円と2年連続で増えた。

株価の上昇で有価証券の評価額が増え、比較可能な02年以降では最高となった。

貯蓄残高には、預貯金や生命保険、株式などの有価証券が含まれている。内訳は普通預貯金が380万円、定期預貯金が758万円、生命保険などが371万円、有価証券が251万円など。

サラリーマン世帯の平均残高は3・7%増の1290万円、世帯主が60歳以上で無職の世帯では0・4%増の2372万円だった。貯蓄のある世帯のうち、全体の真ん中に位置する世帯の残高(中央値)は、2・8%増の1052万円となった。

消費増税前に駆け込み需要で住宅を購入した世帯も多く、負債の平均残高は前年比2%増の509万円で、3年連続で増加した。全世帯のうち6割で負債がなく、負債のある世帯での平均残高は4・5%増の1349万円だった。

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