藤崎と仙台市中心部商店街活性化協議会は、青葉区の藤崎本館で開催中の物産展を訪れたり、商店街の対象店舗で買い物したりすると、値引きやグッズを贈るキャンペーンを実施している。藤崎周辺の回遊性を高める取り組み。25日まで。
本館7階の「えひめ・松山の物産と観光展」会場で、商店街の対象店舗を掲載したガイドマップを配布。こけしのしまぬき本店など8店舗に持参すると、購入商品の値引きなどがある。
阿部蒲鉾店本店など21店舗では、商品購入時にグッズ引換券を利用客に渡す。25日午後5時までに藤崎に持参すれば、愛媛県宇和島市産のみかんジュースなどと交換することができる。
藤崎とデジタル化支援のミヤックス(仙台市)が人工知能(AI)で計測した商店街の人流データによると、藤崎本館前の商店街を歩く人のうち、本館に入店する人は催事があると5、6割に達し、催事がない日でも3割に及んでいる。
ミヤックスデジタル事業部の星川智洋マネジャーは「藤崎の高い集客力を活用し、商店街全体を盛り上げたい」と話す。藤崎の伊藤美和子さんは「商店街と百貨店の相乗効果で、共に発展したい」と期待する。