ビデオリサーチは7月2日、テレビ番組の“質”に関する視聴者調査「テレビ番組カルテ」の結果の一部を公開した。
この調査は1979年より年2回、番組の現状分析や今後の企画に活用することを目的として、個別番組ごとの質的評価を測定しているもの。25分以上のレギュラー番組(約280本)を対象に、視聴者から見た番組の質を測定した。テレビ視聴者の番組に対する視聴経験・好意度・視聴感(イメージ)・視聴満足度などをまとめた「基本評価」と、出演者・企画内容などの各要素への評価をまとめた「クリエイティブ評価」の2つで構成されている。
その結果の中から、19時台以降の調査対象となったバラエティ番組122本について見てみると、番組好感度(番組視聴経験者の中でその番組に好意を持った人の割合)が80%以上のスコアを獲得した番組は74本に。半分以上の番組が高い好感を持って見られている状況がうかがえる。
また、視聴満足度(番組視聴経験者の中でその番組に満足した人の割合)が80%以上のスコアを獲得した番組も47本と、多くの番組が満足されている状況が浮き彫りとなった。
各評価項目ごとに最もスコアの高かった番組とそのスコアは次の通り。
・「なるほどと思うことが多い」は「ためしてガッテン」(49.3%)
・「家族で見られる」は「天才!志村どうぶつ園」(45.9%)
・「番組に参加した気分になれてよい」は「クイズプレゼンバラエティQさま!」(23.4%)
・「会話のやりとりがおもしろい」は「A-Studio」(45.8%)
・「企画が目新しい」は「YOUは何しに日本へ?」(33.7%)
・「気楽に見られる」は「VS嵐」(67.2%)