仙台市中心部の広瀬川に赤い水が流れた問題で、東北地方整備局仙台河川国道事務所などは19日、雨水管のはけ口近くにあった堆積物から高濃度の鉄成分が検出されたと発表した。
周辺に無数ある亜炭坑跡を流れる地下水には自然由来の鉄成分を多く含み、雨水管に流れ込んでいる。広瀬川の赤水には鉄成分が多く含まれていたことから、事務所は、堆積物が溶け出したか、または地下水が川に直接流れ込んだとみて調査を続けている。
赤水は、広瀬川につながる太白区向山2丁目の雨水管から下流に向かって10月30日に発生した。事務所など関係機関は再発防止対策を探る。