起業女子を専門家応援 東北育成ネット誕生

女性起業家を支援する東北6県の団体による「東北の女性起業者発掘育成支援ネットワーク」が誕生した。活動の第1弾として12月17日、「東北起業女子応援フェア」を仙台市青葉区のTKPガーデンシティ仙台で開催。ワークショップなどを通し、起業家や起業志望の女性を後押しする。
ネットワークには女性起業家や産業支援機関、金融機関など31団体が参加。NPO法人「福島県ベンチャー・SOHO・テレワーカー共働機構」会津支部(福島県会津若松市)に事務局を置く。
フェアのワークショップでは、モデルの鷹松香奈子さんが美しい立ち振る舞いを指導。ラッピングコーディネーター五味栄里さんは講座(25人限定)を開く。鷹松さんとメーキャップアーティスト笹原節子さんによるプロフィル写真の撮影会(8人限定)も行う。
パネル討論では、東北の女性起業家4人が「今どき起業女子事情」をテーマに意見を交わす。会場には経理・社会保険、資金などの相談ブースを設け、起業家や専門家、各県の起業相談員が助言する。
事務局の重巣敦子事業マネージャーは「東北の女性起業家が支援を受けるきっかけになることを期待したい。相談員のほとんどは女性。気軽に参加してほしい」と話す。
ネットワークは経済産業省の委託事業で東北を含む全国10カ所に設立された。
フェアは午前10時開始で参加無料。JR青森、盛岡、秋田、山形、郡山の各駅から無料送迎バスを運行する。定員各20人(先着順)。今月27日までに申し込む。連絡先はインターネットの専用ページ「起業女子 .net」。

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