軍の虐殺で韓国政府に賠償請求

【ソウル共同】ベトナム戦争に派遣された韓国軍による民間人虐殺の際に生き残ったベトナム人女性、グエン・ティ・タンさん(59)が21日、加害責任があるとする韓国政府に約3千万ウォン(約260万円)の損害賠償を求め、ソウル中央地裁に提訴した。タンさんはインターネットを通じて記者会見し「全ての被害者の名誉回復を求める」と述べた。

 タンさんは1968年2月、7歳の時にベトナム中部クアンナム省の村で韓国軍の部隊から銃撃を受け負傷、1年近く入院した。村では母や姉を含め70人以上の命が奪われたとし、生き残ったタンさんの腹部には当時の傷痕が残っている。

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