薬局などで家庭用マスクの品薄状態が続いていることについて、厚生労働省などが「転売を禁止する規制に抜けがあり、薬局以外の注文が増えたため」などと分析していることが分かりました。
厚労省などによりますと、東京都内では家庭用マスクを普段扱っていなかった飲食店などが相場の4倍近くの値段で販売するケースが急増しています。
マスクを販売する店:「マスクだけ店頭で販売している形。仕入れルートが元々でき上がっている。助かっている部分は大きいです」
個人などが小売店で購入したマスクを転売する行為は法律で禁止されていますが、このように自ら製造元などから仕入れて販売する行為は規制の対象外となっています。一方で、薬局などでは品薄となり、消費者のもとに届かない状態が続いています。こうした状況について、厚労省などが「規制の抜けがあり、薬局やスーパー以外の注文が増えたことが仕入れ価格の高騰や品薄を引き起こしている」などと分析していることが分かりました。