農漁業の挑戦、熱く語ろう 仙台で22日トークイベント

地域の食と農をテーマに生産者、飲食業者、消費者が語り合うイベント「あぐりどんと祭」が22日、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で開かれる。農漁業者ら9人が、生産現場の先駆的な取り組み事例などを発表し、新たな連携や産業創出のヒントを提供する。定期的に開き、地域の食産業活性化を目指す。
 イベントはプレゼントーク、グループトークの2部構成。プレゼンは、竹炭を活用した高品質な鶏卵を生産する「竹鶏ファーム」(白石市)、ワカメのブランド化を進める漁業生産組合「浜人(はまんと)」(石巻市)、地場産品を生かしたメニューのレストランを経営する「カフェクリエイト」(仙台市)の代表者らが、事業内容や仕事に懸ける思いを発信する。
 グループトークは発表者ごとにブースを設け、参加者と意見を交わす。紹介した商品や農産物などが買えるコーナーも設ける。
 県内の若手生産者らでつくる一般社団法人「宮城のこせがれネットワーク」(志村竜生代表理事)などで構成する実行委員会の主催。委員長の鎌田大地さん(21)=東北大農学部3年=は「農林漁業の課題を地域で共有し、応援者が増えるきっかけになればいい。暗闇を照らし、心身を温めてくれるどんと祭のような場として10年は続けたい」と話す。
 プレゼンは午後1時、グループトークは午後4時開始。料金は大人995円、大学生・中高生495円、小学生以下は無料。
 連絡先は事務局022(721)6180。

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