携帯電話各社とも、新作はスマートフォン一色。これまで慣れ親しんできたケータイは、日本独自に進化を遂げてきた多機能携帯電話という意味で「ガラパゴスケータイ=ガラケー」などと呼ばれ、区別されるようになりました。今やケータイ売り場では肩身の狭そうなガラケーですが、スマホに乗り換えないガラケー女子もまだまだ健在。彼女たちがスマホに手を出さない理由を聞いてみました。
■形・サイズが不満!
「デカイ。小さいサイズのものがない」(29歳/保険)
「なんであんなに幅があるの? 友だちのスマホを触らせてもらったら手がつりそうになった!」(27歳/情報)
「薄すぎて怖い。ある程度の“固まり感”がほしい」(28歳/デザイン)
一番にちがいを感じるのがサイズ感と触感。まだ女子にはしっくり来ない?
■使用感がちょっと……
「ブラインドタッチができない。ガラケーなら机の下でもだいたい文字打てるのに」(28歳/音楽)
「両手がふさがるのがイヤ。片手で操作したい」(30歳/保険)
「あの指の動きがなんか苦手で……。画面を触るのも抵抗ある」(27歳/販売)
「文字が打ちづらいと聞くから。スマホの人からのメールは、打ちまちがいをよく見かける気がする」(28歳/金融)
片手で使えるものも登場しているし、高速片手メール打ちをする猛者もよく見かけるので、この辺は慣れってことで。
■機能面がイマイチ
「スマホは機能としてまだ中途半端な気がする。開けないデータやサイトも多いし。パソコンが必要なくなるくらいのことができるようになったら考える」(30歳/販売)
「通話中、突然切れることが多いので、理由を聞いたら『顔で操作した』とか、『よくフリーズするんだよね』とか、意味がわからない」(28歳/出版)
「ワンセグ機能を手放したくない。今はもうついてるんだっけ?」(26歳/銀行)
ワンセグ対応のスマホも増えてきているそうです。この日本のことだから、機能面の不満はあっという間にクリアされそう。
■ガラケーで十分です
「今使っているケータイに不満がないから。通話とメールさえできればいい」(29歳/保険)
「携帯電話でインターネットはほとんど使わないから」(27歳/広告)
「流行に乗っかってる感じになるのがイヤ。天邪鬼なんで、あえて替えない」(25歳/医療)
実のところ、これが最大の理由。ケータイに多くは求めません。
■漠然とした不安
「そもそもiPhoneとかアンドロイドとか、どういうものなのか、ちがいがよくわからないんです」(28歳/金融)
「アプリとかハマりそうで怖い。延々と触っちゃいそう」(27歳/飲食)
「スマホにしても、しばらく使いこなせないかも」(30歳/食品)
ガラケーだって十分すぎるほど多機能。それを使いこなせているのなら、きっと大丈夫!
スマホへの切り替え時期を見計らっている理由は人それぞれ。狙っている新機種が出るのを待っているだけ、という乗り換え間近の女子の声もいくつか聞かれました。「いつかは……」と迷っているガラケー女子のみなさん、スマホデビューはいつにしますか?
(草苅敦子+プレスラボ)