運と走りで1等賞 つき男とつき女決定・栗原

栗原市築館の薬師山で26日、坂道を走る「駆け抜けろ“伊達な”『つき男』『つき女』決定戦」が初めて開かれた。体力だけでなく、くじを使い順位を決めるなど運も試される。参加者は、すがすがしい陽気の中、杉木立を走り抜けた。
つき男の部に22~73歳の8人、つき女に27~38歳の5人が、栗原、大崎、仙台各市などから参加した。
スタート地点に集まった参加者が1人ずつ20メートル先に行ってくじを引くのがルール。外れたら戻り、当たりが出た時点で号砲が鳴るため、当たりくじを引いた人だけ20メートルの得をする。
参加者は号砲とともに、薬師山の医王山双林寺の参道約300メートルを駆け上がった。頂上の薬師公園に設けられたゴールには順位を記した男性3本、女性5本のくじが用意され、到着順に引くという運試しで各優勝者が決まった。
スタート、ゴールともに当たりくじを引いて初代「つき男」に決まった栗原市志波姫の会社員大内光佑さん(22)は「思っていたより、坂がきつかった」と息を切らし「これからも健康でいられればいい」と、運の使い道を話した。
栗原南部商工会青年部が、兵庫県西宮市の「開門神事福男選び」、女川町の「津波伝承 女川復幸男」にヒントを得て開催した。

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