道の駅おおさと「常長西洋御膳」を考案 1日限定20食

宮城県大郷町の「道の駅おおさと」が支倉常長ら慶長遣欧使節団の出帆400年を記念する新メニュー「常長西洋御膳」を考案し、6日に同駅でお披露目会を開いた。常長が大郷で晩年を過ごしたとの伝承が伝わることから企画した。
 ガスパチョ(冷製野菜スープ)や釜飯風パエリア、豚肉のサルティンボッカ風など、使節団が滞在したスペイン、イタリアの料理によって常長の足跡をたどるコース料理に仕立てた。モロヘイヤなど大郷産の野菜もふんだんに使われている。
 お披露目会には、常長から13代目の子孫に当たる支倉常隆さん(66)=仙台市若林区=も出席。試食した常隆さんは「先日記念行事で訪れたスペインを思い出す味。支倉家は大郷と深い縁があり、子孫として誇りに思う」と話した。
 道の駅おおさとは「苦労しながら各国と交渉した常長の苦労と功績を味覚で感じてほしい」としている。2100円で1日限定20食。9月末まで提供している。
 道の駅を含む大郷町内の9飲食店がそれぞれ常長にちなむメニューを提供し、大郷産の新米などが抽選で当たるスタンプラリーも9月末まで実施する。

タイトルとURLをコピーしました