9月14日に宮城県石巻市などで開催される「ツール・ド・東北2014」(河北新報社、ヤフー主催)に向け、モデルの道端カレンさんが17、18の両日、初めてコースに組み込まれる宮城県気仙沼市内などを試走した。新緑に包まれた東日本大震災の沿岸被災地を自転車で駆け抜け、イベントの魅力をアピールした。
道端さんは17日に発着点となる石巻専修大を出発。新設された最長の「気仙沼フォンド」(220キロ)のコースに沿って、折り返し地点となる気仙沼市中心部までの約110キロを約5時間で快走した。18日は市内の景勝地・岩井崎を巡った。
道端さんはトライアスロンが趣味。昨年11月に開かれた第1回大会でアンバサダー(大使)を務め、本番では160キロコースを完走した。
道端さんは「新緑と輝く海を満喫できた。気仙沼市までコースが延びたことで、復興に向かう街の姿や住民の温かい応援に触れる機会が増えそう」と参加を呼び掛けた。
大会は石巻市、宮城県女川町、南三陸町、気仙沼市の4市町を自転車で巡るイベント。今回は220キロ、170キロ、100キロ、60キロの4コースを設ける。6月10日に公式サイトで参加者募集を始める。募集数は前回の1500人から3000人に倍増させた。