違法長時間労働 一日18時間以上拘束も

千葉県野田市の運送会社、「関東西部運輸」がトラックのドライバーに違法な長時間労働を繰り返させていたとして、国土交通省は、事業許可を取り消すことを決めた。

関係者によると、今年1月、野田市で大手運送会社の下請けなどを担う、関東西部運輸に対し、国交省が立ち入り検査を行ったところ、トラックのドライバーを法律の上限を超えて一日18時間以上拘束するなど、違法な長時間労働が多数確認された。

関東西部運輸はこれまでにも、事業停止などの行政処分を3回受けていたが、改善が見られなかったため、国交省は、行政処分の中で最も重い、事業許可の取り消しを行うことを決めたという。

日本テレビの取材に対し、元従業員の男性は、長時間労働を続けた理由について、売り上げのためだったと証言した。

元従業員「基本的には売り上げを守ろうとするんじゃないですか。違法を繰り返さないと売り上げが、利益が出ない」

運送会社に事業許可の取り消し処分が出るのは異例で、関東西部運輸の役員は、今後2年間、事業許可を申請できなくなる。

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