同番組が毎年行う恒例企画。投手では3日に放送された「速球部門」に続く2回目。そのランキングでは球界を代表するベテラン&実力派の名が連なった。
4位:菅野智之(巨人)
4 位タイとなった菅野が7票を獲得。今季は10勝11敗で負け越す結果となったが、防御率は1.91と1点台をキープ。チームメイトの澤村拓一は「あれだけ のコントロールがあるから、防御率は1点台ですし試合を作れる」と評価し、広島・丸佳浩も「全部が本当に良いですね。得意不得意の球がない」と語った。
4位:岸孝之(西武)
ケ ガにより後半戦は振るわず。5勝という結果に終わった岸だが、その実力は誰もが認めるところ。日本ハム・中島卓也は「低目の球が伸びてくるんで、ボールと 思ってもストライクになる」といい、西武の後輩・増田達至は「なぜそんなに、あそこに投げられるのか教えてほしい」を話した。
4位:石川雅規(ヤクルト)
今 季13勝でリーグ優勝に貢献した35歳の大ベテランが4位タイに。阪神・藤浪晋太郎は「凄いスピードボールがあるわけではないと思うんで、その中で投球術 とか絶対コントロールを間違えない」といい、横浜・石川雄洋も「打たれない球をチョイスしてそこにしっかり投げれる力を持ってる」とその投球術を認めた。
3位:西勇輝(オリックス)
12 票を獲得したオリックスの西が3位に。楽天・則本昂大は「両サイドの出し入れをするのが凄くうまいなと思いました」と、ヤクルト・小川泰弘は「両サイドに しっかり投げ分けてバッターを打ちとっている」と、いずれも両コーナーへの攻め方を絶賛。相性の悪かったロッテ選手陣からは鈴木大地が「すごく苦戦しまし たし、打てなかった」と、田村龍弘が「もう立ちたくない」と苦笑いを浮かべた。
2位:前田健太(広島)
2度目の沢 村賞を手土産にメジャー移籍を目指す前田健太が18票で2位に。巨人・亀井義行は「どんな球種でも自由自在に操れる」と賛辞を送ると、中日・藤井淳志も 「ボールにするところはキチッとボールにするしストライクはいいところに投げるしメリハリがある」と話した他、前田が抜けた穴を埋めるべく更なるレベル アップが求められる福井優也は「勝負どころでのコントロールがいいというか、間違わない」と先輩を称えた。
1位:金子千尋(オリックス)
2 位の前田に1票差で同ランキング2年連続の1位に輝いたのがオリックスの金子(19票)だ。そのコントロールについては楽天・松井稼頭央が「色んな球種で ストライクとボールを投げ分けられる」といい、オリックス・佐藤達也も「ゲームをしているような感覚」と絶賛。またロッテ・石川歩は「キャッチャーの伊藤 が全然動いてなくて・・・」と振り返ると、大嶺祐太も「キャッチャーが構えているところにボールが吸い込まれる」と表現したが、金子本人は「僕からすれば マエケンの方がいい気がします」と謙遜している。