老朽化に伴い建て替えられる仙台市役所についてです。9月から新たな本庁舎の建設工事が始まるのに合わせ26日、起工式が行われました。
仙台市役所で行われた起工式には郡市長や施工業者らおよそ40人が集まり鍬入れなどを行って工事の安全を祈願しました。
市役所の新しい本庁舎は、低層棟や議会棟があった今の庁舎の南側に建てられます。地上15階、地下2階建てで、総事業費は553億円を見込んでいます。
建物は市民広場とも一体的に利用できるよう配置。賑わいや回遊性の向上も図れるようにします。1・2階は、土日も市民に開放し、市政や観光情報を発信するほか、飲食スペースも設けます。4階から13階は職員が実務にあたる行政フロアで、4階には災害対策機能をもたせます。14階と15階は議会フロアで、内装に県産材を使用しバリアフリーにします。15階には中心市街地を望むことができる展望ロビーも設けられます。
郡和子仙台市長: 「多くの人に気軽に足を運んでいただく。我がまちのシンボルだと思っていただくそんな市庁舎になることを期待している」
仙台市役所の新庁舎は、9月から着工し2028年度から利用が始まる予定です。
本庁舎の建て替えスケジュールです。9月から、今の庁舎の南側、更地になった場所に建設が始まります。完成予定は2027年の11月末。現在職員が利用している庁舎北側から引っ越しをして、2028年度から利用を始める予定です。その後、残る現庁舎を解体し新庁舎の低層棟や駐車場を整備します。すべての工事が終わるのは2030年度の予定です。