部下のやる気をそぐ「三流上司の叱り方」

仕事でミスをして上司から叱られてしまったことは、誰しも経験があるはず。

社員教育のうちではありますが、あまりにも理不尽な怒られ方だと、内心では反発したくなるものですよね。

自分が悪いとわかっていても、上司の言葉にカチンときたりウンザリしたり……。思わず「なんなの……。この三流上司っ!」なんて毒づきたくなってしまう人もいるかもしれません。

このたび『BizLady』では500名を対象に、叱られたときにやる気を失った叱り方を調査してみました!

今回の記事では、同調査をもとに、三流上司が言いがちな“部下のやる気をそぐ叱り方”のワースト3をランキングでお伝えしましょう。

■ワースト3位:責任逃れもいいところ……「聞いてなかった」

「叱られたときにヤル気を失ってしまった上司の言動に当てはまるものをすべて選んでください(複数回答可)」と質問をしてみると、ワースト3位になっているのは14.6%が選んだ「“聞いてなかった”と、報告したにも関わらず責任逃れをする」です。

きちんと報告をしたのに、「そうだっけ? 俺、聞いてないよな~」なんて言いつつ責任逃れをする上司は腹が立ちますよね。

あるいは、取引先の前で「私は聞いてなかったんです」なんて堂々と言い訳をしている上司の姿を見てしまえば、「この人の下では働きたくない……」なんて思ってしまいます。

仕事はチームワークだけに、ひとりだけ責任逃れをしようとする発言にはげんなりするものです。

■ワースト2位:本心じゃなくてもウザい……「会社辞めちまえよ」

続いて、同質問に対して3位と僅差の14.8%が選びワースト2位になっているのは「“会社辞めちまえよ”など、退職を促す」というもの。

怒りに任せて「お前、やる気あんのか!? こんなことするぐらいなら、会社辞めちまえよ!」などと叱られると、いくら感情的になっていそうとはわかっていても、カチンとくるものですよね。

「会社辞めちまえよ」なんて言葉で叱れれば、退職を促されているようにも感じてしまうかもしれません。

返す言葉にも困りますし、三流上司が口にする典型的なセリフと言えそうです。

■ワースト1位:人格否定では? 「おまえ、バカか?」

そして、同質問に対して17.8%が選びワースト1位になっているのは「“おまえ、バカか?”など、頭のデキに触れてくる」というもの。

人間誰しもがミスをするものですが、あまりにも感情的に怒られるとうんざりしますよね。「おまえ、バカか?」と、ミスをした業務だけでなく人格を否定されると、「上司のほうが、よっぽどバカっぽい……」と思ってしまうかもしれません。

■理不尽な叱責にはどう対処するのがベスト?

あまりにもやる気を削ぐ言葉ばかり口にする上司がいると、仕事そのものへの意欲も削がれます。

正論で応戦すると話がややこしくなるパターンが多いですし、対処法としては“聞き流す”がベスト。理不尽な言葉は鵜呑みにせず、その場で聞いている“ふり”をしてやり過ごすことが、ストレスを溜めないコツにもなるのではないでしょうか。

また、上司より上の立場の人に相談することも検討しましょう。

以上、部下のやる気をそぐ“三流上司の叱り方”でしたが、いかがでしょうか?

一流な上司は部下を育てるのが上手だと言われますし、怒るたびに部下のやる気を削ぐ発言をしてしまうのは、典型的な三流上司の特徴かもしれません。

あなたの職場には、理不尽な言葉で叱りつけてくる三流上司が存在しませんか……?

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