都内に自転車レーン、計120キロ整備へ 舛添知事方針

 東京都の舛添要一知事は18日、都心の自転車レーン整備を加速させる方針を示した。2020年東京五輪で選手や観客の移動手段としても活用する考えで、新年度予算案に新たに調査費など2千万円を計上した。
 自転車レーンは車道に専用区域をつくるほか、歩道を歩行者用と区分けする。都は都道2155キロのうち20年までに109キロ区間で整備する計画があるが、都心部を中心に120キロに増やす。総事業費は約60億円の見込み。15年度も改めて予算を確保し、レーンの距離をさらに伸ばす考えだ。
 都によると、都道のうち3月までに整備される自転車レーンは12キロ。舛添知事は「自転車は排ガスを出さず、震災時は帰宅困難者対策にもなる」と語った。

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