コンビニエンスストア大手のローソンが12月に東京都内で開店する店舗に、函館名産の海産物などを販売するアンテナショップを開設することが決まり、同社と函館市は13日、市役所で調印式を行った。
アンテナショップが開設されるのは、12月6日に東京・中央区にオープンする「ローソン京橋駅前店」。店舗の入り口に近い約10平方メートルがアンテナショップの専用売り場となり、12月22日から販売を始める。イカやがごめ昆布など約80品が並び、市の観光パンフレットも置く。
ローソンは長野県など6県のアンテナショップを都内などの店舗で開いているが、市町村単位では函館市が初めて。同市が2年前に開設を打診し、ローソン側は「函館ブランド力は集客につながる」と快諾した。
函館市の工藤寿樹市長は「首都圏で函館を広める良い機会になる」と述べ、沢田正幸・関東ローソン支社長は「必ず成功させたい」と意気込んでいた。
(2011年10月14日 読売新聞)