ブランド総合研究所は15日、47都道府県と1000市区町村を対象にした「地域ブランド調査2018」の結果を発表した。この調査は、各地域に対して魅力度や認知度、イメージなど全84項目の設問を設け、地域のブランド力を「魅力」として数値化したもの。13回目となる今回の調査では、全国の消費者3万24人から有効回答を得た。
都道府県の魅力度ランキングでは、北海道が10年連続となる1位を獲得。京都府も10年連続の2位、東京都が3位にランクインした。9位までは昨年と変化がなかったが、10位には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が決まった長崎県が浮上。北陸新幹線の開通によって上昇していた石川県が11位に順位を下げた。最下位は6年連続で茨城県。同じ北関東の群馬県と栃木県が魅力度を上げ、順位も上昇している中、昨年と変わらない魅力度となった。
市区町村の魅力度ランキングでは、函館市が2016年以来2年ぶり5度目の1位を獲得。観光意欲度や居住意欲度などで高い評価を得た。昨年1位だった京都市は2位、札幌市は3位となり、11年間この3市で上位3位を独占している。また、各地方の大都市が昨年から点数を伸ばし、名古屋市、大阪市、広島市は各市の最高位を更新した。