酒田のラーメンは日本一ィ!!「ご当地ラーメン総選挙」で1位、魚介スープとワンタンで注目度急上昇

 酒田のラーメンが、都内で5~9日に初めて開かれた「日本ご当地ラーメン総選挙」で全国1位に輝いた。魚介系のだしを生かしたスープと薄いワンタンが特長。3月には、地域に根付く食文化をPRする文化庁の「100年フード」にも認定され、注目度が急上昇している。

山形・酒田市「観光誘客の拡大につなげたい」

 総選挙には全国のブロック予選を通過した10店が集結。来場者が実際に食べてコイン投票した結果に、交流サイト(SNS)の拡散数を加算するなどした成績を競い、酒田のラーメン(酒田のラーメンを考える会)が他を引き離した。

 総選挙は日本ラーメン協会などが主催。観光資源として活性化に生かしている地域を応援しようと今年初開催された。2位は札幌ラーメン(札幌ラーメン連合)、3位は甲州地どりラーメン(TeamKOSHUJIDORI)だった。

 酒田のラーメン店主らでつくる「考える会」は山形県から唯一、ウェブ予選に参加し、東北ブロック1位で本選に出場。山形県酒田市の協力を得てPRを展開し、市民らにSNSでの応援を呼びかけた。現地には酒田舞娘(まいこ)も駆け付けて盛り上げに一役買った。

 同市は、官民で全国の人気店を招くラーメンexpo(エキスポ)を毎年開くなど、ラーメン文化の普及に力を入れる。市の担当者は「日本一のご当地ラーメンのある町として、観光誘客の拡大にもつなげたい」と話した。

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