野蒜海水浴場、来年以降は開設せず 猛暑など影響し客足伸びず 宮城・東松島市

渥美巌東松島市長は11日、野蒜海水浴場を来年度以降は開設しない方針を市議会9月定例会本会議で示した。記録的猛暑による外出控え、レジャーの多様化による「海水浴離れ」、宿泊施設の減少などが主に影響したとみられる。

市、ビーチスポーツに特化し活用へ

 来年以降は砂浜にビーチバレー、ビーチテニスのコートを整備し、ビーチスポーツに特化して活用する。渥美市長は「全日本選手権や国際大会などの大会を誘致し、地域経済の活性化に努めたい」と説明した。

 今夏の来場客は4333人で、昨年の2720人より1・6倍に増えたが、東日本大震災前の2010年(約4万8000人)と比べて激減した。

 物価高騰に伴う子育て世帯の負担を軽減するため、来年度から小中学校の給食費を半分程度に減額する方針も明らかにした。小学校は1食当たり155円、中学校は185円をそれぞれ軽減する予定。事業費は約9600万円を見込む。

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